神仏霊場
京都45番
びょう どう いん
平等院

単立
本 尊
住 所
電 話
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備 考127番

 鳳凰ほうおう堂の名で知られる平等院の阿弥陀堂(国宝)は、内部に収められた彫刻・絵画・工芸品のどれもが、仏教美術が最も栄えたといわれる藤原文化の最高水準の技と美を今に伝える。 創建したのは平安中期の関白藤原頼通よりみち。 1052年(永承7)、別荘だった宇治殿うじどのを平等院という寺院に改め、大日如来を安置した。 翌年、その南に阿弥陀あみだ如来にょらいを本尊とする阿弥陀堂を新しく建立し、浄土式とよばれる借景庭園を造った。
 この時期、貴族たちの間に末法まっぽう思想が浸透し、極楽浄土へのあこがれから、競ってその教主である阿弥陀如来を安置する御堂を建てた。 平等院もそのひとつだった。

出所:『神と仏の道を歩く』から抜粋