神仏霊場 京都48番 |
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真言律宗 |
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浄瑠璃寺は、京都の最南端、奈良県との県境に広がる丘陵台地当尾にある。
寺院やその塔頭・子院などの堂塔があって、多くの塔婆が並んだところから塔尾、のち「当尾」の字があてられたという。
JR関西本線加茂駅からバスで十数分。
参道が導く山門は、堀辰雄の『大和路・信濃路』に描かれるように、小さく慎み深い。
正式には、小田原山法雲院浄瑠璃寺。
『浄瑠璃寺流記事』によれば、1047年(永承2)7月、當麻寺の義明上人の本願により本堂が建てられた。
創建をめぐっては、739年(天平11)、聖武天皇の勅願による行基の開基という説などもある。
出所:『神と仏の道を歩く』から抜粋