神仏霊場 京都49番 |
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真言律宗 |
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岩船寺は京都府の最南端、奈良県との県境に位置する。
かつては南都仏教文化の影響を強く受け、興福寺や東大寺の僧が隠棲の地とし、瞑想や思索の聖地として栄えた。
岩船寺の石段のそばに石の風呂(岩舟)が置かれてあり、修行の僧はここで身を清めて行を行なったという。
石段を上ると山門にさしかかり、門前から木立の向こうに三重塔が仰がれる。
豊かな自然の樹木に包まれた境内には、阿字池を中心にして堂塔が建ち並ぶ。
岩船寺は山号を高雄山といい、報恩院と称する。
寺伝には、729年(天平1)、聖武天皇の出雲行幸に際して夢告があり、大和国鳴川の善根寺に籠居していた僧行基に勅して阿弥陀堂を建立したのを創建とする。
出所:『神と仏の道を歩く』から抜粋