神仏霊場 京都52番 |
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真言宗 |
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福井県と京都府をまたぐ標高699メートルの青葉山の中腹に建つ。
奥の院は山頂にある。
若狭富士の別名もある青葉山は、早くから修験道の修行場であり、松尾寺の山号もまた青葉山である。
白山信仰で名高い泰澄上人が祀った妙理大権現が、山上にある。
JR小浜線松尾寺駅からは徒歩で50分。
七曲がりの坂を登る参道はかなりきつい。
開創は、708年(和銅1)。唐の威光上人が青葉山を眺め、中国にその姿が似た馬耳山という霊山のあることを思い登山。
はたせるかな、松の大樹に馬頭観音を感得し、草庵を結んだのがはじまり。
正暦年間(990〜995)に漁夫の春日為光が出家し、光心と名乗り、海上で霊木を得て馬頭観音を刻んで祀ったのを中興としている。
出所:『神と仏の道を歩く』から抜粋