神仏霊場
滋賀1番
た が たい しゃ
多賀大社
主祭神
住 所
電 話
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備 考135番

  「お伊勢参らば、お多賀へ参れ、お伊勢お多賀のお子じゃもの」と、江戸時代はもとより、明治の鉄道開通で全国から参拝者が列をなした。
 神門前に太鼓橋が架かる。 名称は「太閤たいこう橋」で、秀吉の寄進を受けて奥書院・蔵とともに築造されたという。 社殿前の境内は広々としており、常緑の神の森が社殿を包む。 千木ちぎを乗せた檜皮葺ひわだぶき・ながれ造りの本殿の左右に回廊、前に入母屋いりもや造りの拝殿がある。
 『古事記』に「伊邪那岐いざなぎの大神おおかみ淡海おうみの多賀にまします」とある。 伊邪那岐・伊邪那美いざなみの両神は、天照あまてらす大神おおかみをはじめ八百万やおよろずの神々などを産んだ。 その後、伊邪那岐大神は、琵琶湖びわこを西に望む杉坂山に降臨し、多賀の霊地に鎮座した。

出所:『神と仏の道を歩く』から抜粋