神仏霊場
滋賀2番
た むら じん じゃ
田村神社
主祭神
住 所
電 話
URL
備 考136番

 鈴鹿すずか峠の三重県側は急峻きゅうしゅんな難所であるが、近江おうみに入るとなだらかな下りになる。 野洲やす川支流の田村川が国道下を蛇行して流れる。 東海道はここにかかる板橋から田村神社参道を経て、土山つちやまの宿に入った。 板橋は江戸中期に架橋され、国道開通で撤去されたが、2005年(平成17)に「海道橋」の名で再建され、参道を通る旧街道が復活した。 橋を渡ると、うっそうとした森のなかに銅製の二の鳥居が迎える。 三の鳥居をくぐると、拝殿がある。
 主祭神坂上さかのうえの田村麻呂たむらまろとともに、倭姫やまとひめのみこと嵯峨さが天皇がまつられる。 創建は垂仁すいにん天皇の時代、倭姫命が皇大神宮の宮地を求め当所へ下向し、奉斎されたとき、倭姫命の生霊を鎮祭されたのにはじまる。

出所:『神と仏の道を歩く』から抜粋