神仏霊場
滋賀3番
こん ごう りん じ
金剛輪寺

天台宗
本 尊
住 所
電 話
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備 考137番

 「湖東三山」のほぼ真ん中に位置し、総門からの参道を上ってすぐ、本坊の明寿院みょうじゅいんがある。 距離にして300メートル。 かつては参道に沿って僧坊が建ち並んでいた。 今は、風車を付けた小さなお地蔵さんが両側に連なり、参拝者の足をいたわる。 参道を上りつめると、二天門(重文・室町)が迎える。 春から夏なら汗をぬぐってたどり着く二天門をくぐり、見上げる本堂は檜皮葺ひわだぶき・入母屋いりもや造り、7けん四方の豪壮な建物で、鎌倉時代から南北朝にかけての天台系仏道の代表作という国宝。 「天平てんぴょう大悲閣」の名がある。 741年(天平13)、聖武しょうむ天皇の勅願で行基ぎょうきが開山と伝わり、本堂外陣げじんの正面には、聖武天皇の勅筆といわれる「金剛輪寺」の額が掛かる。 山号は松峯山しょうぶざん。 一名を松尾まつお寺とよぶ。

出所:『神と仏の道を歩く』から抜粋