神仏霊場
滋賀5番
なが はま はち まん ぐう
長濱八幡宮
主祭神
住 所
電 話
URL
備 考139番

 JR長浜駅から一筋北の大手門通を東へ向かい、宮町みやまち通を進むと、市内の中心部に位置する、こんもりした森のなかにある。 鳥居・拝殿・本殿が南北に一列に並ぶ境内は東西に長いが、社殿は南面し、八幡宮には珍しい神明造りで、檜皮葺ひわだぶき屋根の頂に千木ちぎ鰹木かつおぎを備える。 伊勢いせ神宮の造りに似ていることから、伊勢神宮の御饌殿みけでんを譲り受けたという説が伝わる。
 古くは坂田さかた八幡宮はちまんぐう、あるいは将軍山新放生寺しんほうじょうじ八幡宮と称した。 1069年(延久1)、源義家よしいえ後三条ごさんじょう天皇の勅願を受け、石清水八幡宮から分霊を迎えてまつり、以来庄内十一郷の産土うぶすな神として深く敬われた。 皇室および武将の尊崇あつく、足利義政は社殿を造営し、三重塔を建立、太刀・神馬しんめを奉納した。

出所:『神と仏の道を歩く』から抜粋