神仏霊場 滋賀5番 |
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JR長浜駅から一筋北の大手門通を東へ向かい、宮町通を進むと、市内の中心部に位置する、こんもりした森のなかにある。
鳥居・拝殿・本殿が南北に一列に並ぶ境内は東西に長いが、社殿は南面し、八幡宮には珍しい神明造りで、檜皮葺き屋根の頂に千木・鰹木を備える。
伊勢神宮の造りに似ていることから、伊勢神宮の御饌殿を譲り受けたという説が伝わる。
古くは坂田八幡宮、あるいは将軍山新放生寺八幡宮と称した。
1069年(延久1)、源義家が後三条天皇の勅願を受け、石清水八幡宮から分霊を迎えて祀り、以来庄内十一郷の産土神として深く敬われた。
皇室および武将の尊崇篤く、足利義政は社殿を造営し、三重塔を建立、太刀・神馬を奉納した。
出所:『神と仏の道を歩く』から抜粋