神仏霊場
滋賀6番
ほう ごん じ
宝厳寺

真言宗豊山派
本 尊
住 所
電 話
URL
備 考140番、写真

 琵琶湖びわこに浮かぶ竹生島ちくぶしまにある。 長浜の湖岸から6キロ沖の島は周囲2キロ、琵琶湖八景のひとつ、「深緑・竹生島の沈影」に数えられ、古くから神の住む島、祖霊の島として敬われてきた。 船着場からいきなり165段の石段が続き、上りきると、宝厳寺ほうごんじ境内になる。 山号は竹生島巌金山がんこんざん。 朱色が目に飛び込む弁才天堂べんざいてんどうは昭和の建築で、平安後期の様式を基本に、鎌倉・室町の様式を取り入れており、その姿は島に降り立つ鳳凰ほうおうを思わせる。
 『竹生島縁起』によると、724年(神亀1)、行基ぎょうきは勅命で島に渡り、弁才天を刻み、堂を建立する。 弁才天はもともとインドの河の神で、琵琶や武器を持つ姿で表わされ、福徳・学問・延寿・戦勝の女神で知られる。

出所:『神と仏の道を歩く』から抜粋