神仏霊場 滋賀9番 |
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天台宗 |
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山号は釈迦山。
「湖東三山」の最も南に位置し、ほぼ5キロ間隔で金剛輪寺、西明寺が鈴鹿の山麓に並ぶ。
旧中山道は寺の10キロ西の湖東平野を南北に延び、現代は名神高速道路が近くを通る。
606年(推古14)、聖徳太子の御願により創建。
寺伝によると、高句麗の僧、恵慈とともにここを訪れた際、山中に不思議な光を見る。
近づくと霊木の杉であった。
根の付いたまま十一面観音を彫り、像を囲むようにして堂を建てた。
御堂は百済の龍雲寺を模したといい、近江最古の由緒を誇る。
出所:『神と仏の道を歩く』から抜粋