神仏霊場
滋賀9番
ひゃく さい じ
百済寺

天台宗
本 尊
住 所
電 話
URL
備 考143番

 山号は釈迦山しゃかざん。 「湖東ことう三山」の最も南に位置し、ほぼ5キロ間隔で金剛輪寺、西明寺さいみょうじ鈴鹿すずか山麓さんろくに並ぶ。 旧中山道なかせんどうは寺の10キロ西の湖東平野を南北に延び、現代は名神高速道路が近くを通る。
 606年(推古14)、聖徳太子の御願により創建。 寺伝によると、高句麗こうくりの僧、恵慈えじとともにここを訪れた際、山中に不思議な光を見る。 近づくと霊木の杉であった。 根の付いたまま十一面じゅういちめん観音かんのんを彫り、像を囲むようにして堂を建てた。 御堂は百済くだらの龍雲寺を模したといい、近江おうみ最古の由緒を誇る。

出所:『神と仏の道を歩く』から抜粋