神仏霊場 滋賀11番 |
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天台宗系(単立) |
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バスの車窓から見る風景ではわからないが、橋下を水郷巡りの船が行き交う渡合橋の北からは、島である。
地名も「島」。
長命寺は島地区の琵琶湖に突き出た岬の山の中腹に伽藍を構える。
湖上から沖島、長命寺山、八幡山の景観を望むのは、かつての札所巡りの名物であった。
湖面に大きな岩が顔をのぞかせ、山肌にもいたるところで露出する。
石段は808段を数え、今は車で行けるが、石段上りと長命祈願が人気となっている。
山号は姨綺耶山。
寺伝によると、聖徳太子が当山に伽藍を造営して、自刻の千手十一面聖観音像を安置して、長命寺と号した。
出所:『神と仏の道を歩く』から抜粋