神仏霊場
滋賀11番
ちょう めい じ
長命寺

天台宗系(単立)
本 尊
住 所
電 話
URL
備 考145番

 バスの車窓から見る風景ではわからないが、橋下を水郷すいごう巡りの船が行き交う渡合わたらい橋の北からは、島である。 地名も「島」。 長命寺は島地区の琵琶湖びわこに突き出た岬の山の中腹に伽藍がらんを構える。 湖上から沖島、長命寺山、八幡山はちまんやまの景観を望むのは、かつての札所ふだしょ巡りの名物であった。 湖面に大きな岩が顔をのぞかせ、山肌にもいたるところで露出する。 石段は808段を数え、今は車で行けるが、石段上りと長命祈願が人気となっている。 山号は姨綺耶山いきやさん
 寺伝によると、聖徳太子が当山に伽藍を造営して、自刻の千手せんじゅ十一面じゅういちめん聖観音しょうかんのん像を安置して、長命寺と号した。

出所:『神と仏の道を歩く』から抜粋