神仏霊場 滋賀17番 |
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京阪坂本駅前を東西に延びる広い参道は日吉馬場といい、織田信長焼き討ち後の復興坂本の、いわば都市計画道路だった。
坂本は日吉大社の東面に広がり、碁盤の目のような町づくりになっている。
創建の年代は明らかではないが、紀元前91年(崇神天皇7)、勅命で、大山咋神を山上に祀らせ、小比叡と称した。
668年(天智天皇7)には宇志麿に勅して、大物主神を比叡山に祀らせたという。
これを大比叡と称し、中世以降、大比叡を大宮、小比叡を二宮と称した。
僧最澄が延暦寺を創建すると、その鎮守とし、日吉山王、または山王権現とも称した。
『延喜式』の名神大社に列し、二十二社の列に加わる。
出所:『神と仏の道を歩く』から抜粋