祇園祭 山鉾 | 祇園祭山鉾連合会HP http://www.gionmatsuri.or.jp |
由来と歴史
平安時代前期の貞観11年(869)に京で疫病が流行した際、神泉苑に当時の国数にちなんで66本の鉾を立て、祇園の神(スサノオノミコトら)を迎えて悪疫を鎮めるよう祈ったことが始まりとされています。
応仁の乱(1467-77)で祭りは一度途絶えましたが、明応9年(1500)に再興されました。 江戸時代にも度重なる火災で多くの山鉾が焼けましたが、町衆の力によってその都度復興され、祭りの伝統は現代まで守られています。
平成21年(2009)、ユネスコ無形文化遺産に登録されました。
前祭と後祭
祇園祭=山鉾巡行と思っておられる方がいらしゃるかもしれませんが、祇園祭は7月1日から1か月間にわたって行われる八坂神社(祇園社)の祭礼で、山鉾巡行はその中の一部です。 → 祇園祭行事日程 ❐
山鉾巡行は本来、神輿渡御に伴う「露払い」の位置づけで、神幸祭に先立つ「前祭(さきまつり)」と還幸祭に先立つ「後祭(あとまつり)」があります。 高度成長期以降、交通渋滞や観光促進を理由に、前祭と後祭の合同巡行(7月17日)が続いていましたが、平成26年(2014)、大船鉾の復興と巡行再開に合わせて、約半世紀ぶりに後祭の山鉾巡行(7月24日)が復活しました。
神幸祭と還幸祭
17日の前祭の山鉾巡行終了後、午後4時に神幸祭の祭典が行われ、午後6時に3基の神輿が八坂神社の石段下を出発して氏子地域を各々所定のコースを渡御し、最後に四条寺町の御旅所に到着して24日まで奉安されます。
24日の後祭の山鉾巡行終了後、午後5時頃に3基の神輿が御旅所を出発して八坂神社まで渡御し、帰社後に還幸祭の祭典が行われます。
楽しみ方
朱印
祇園祭の各山鉾町にはそれぞれ朱印があり、専用の集印帳(右図)も用意されています。
一般的な寺社の御朱印が300円なのに対して、祇園祭の朱印は無料、お志、100円、300円の4パターンがあり、自分で押印するところがほとんどです。
更新日:2024/07/10