構造
山鉾は形によって次の5つに分類されています。
- 舁山(かきやま): 御神体の人形を乗せて人が担ぐ(補助輪付きで押す)。疫神の依代として屋根の上に真松(しんまつ)を立てる。
- 曳山(ひきやま): 車輪付きで、囃子方を乗せて綱で引く。屋根の上に真松を立てる。
- 鉾(ほこ): 車輪付きで、稚児や囃子方を乗せて綱で引く。疫神の依代として真木(しんぎ)という柱を立て、真木の先端に「鉾頭」、下方に「天王人形」というご神体人形を取り付ける。
- 船鉾(ふねほこ): 車輪付きで、稚児や囃子方を乗せて綱で引く。船の形をしていて真木を立てない。
- 傘鉾(かさほこ): 大きな傘である鉾と一緒に踊りの列や囃子方が歩く。鉾の古い形態。
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鉾・曳山 |
舁山 |
重量: | 7〜9トン |
高さ: | 地上から鉾頭まで約25m 地上から屋根まで約8m |
車輪: | 直径2m前後 |
屋根: | 長さ4.5m、巾約3.5m |
石持: | 長さ約6mあまり |
囃子舞台: | 4畳半〜6畳 |
曳手: | 40〜50人 |
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見どころ
中国・ペルシャ・ベルギーなどからもたらされたタペストリーなどが飾られた山鉾は、懸装品の豪華さゆえに「動く美術館」とも呼ばれています。
豪快な鉾の辻回しや蟷螂山のからくりだけでなく、こうした懸装品にもご注目ください。
更新日:2022/07/15