霊場巡りに関心を持たれた方が最初にいだく疑問は次のことではないでしょうか。

なぜ霊場巡りの地蔵尊は六地蔵で、天満宮は二十五社で、観音霊場は三十三所で、阿弥陀廻りは四十八ヶ寺なのか?

 それぞれの数は何となく決められたものではなく、もちろん意味のある数でした。

 敢えて「でした」と過去形にしたのは、本来の意味が徐々に忘れ去られて、数字だけが独り歩きをしていると感じるからです。 まぁこれは最近始まったことではありませんが。。。

 ここでは、数を切り口に仏像や教義に関係する情報を取り上げています。 数字がもつ本来の意味を知ることで、霊場巡りへの理解が少しでも深まればと思います。