七高僧

 七高僧(しちこうそう)とは、浄土真宗の宗祖親鸞が選定した7人の高僧のことです。

 浄土真宗の寺院では七高僧の描かれた掛軸が本尊の脇などに祀られている事が多く、龍樹と天親は「インド僧」ではなく「菩薩」の姿に描かれていることが多いそうです。

七高僧
名前 読み方 概要 (生没年) 著作
1第一祖 龍樹 りゅうじゅ インドの僧 十住毘婆沙論、十二礼
2第二祖 天親
(世親)
てんじん
(せしん)
インドの僧 無量寿経優婆提舎願生偈(浄土論)
3第三祖 曇鸞 どんらん 中国の僧
(476-542?)
無量寿経優婆提舎願生偈註(浄土論註・往生論註)、讃阿弥陀仏偈
4第四祖 道綽 どうしゃく 中国の僧
(562-645)
安楽集
5第五祖 善導 ぜんどう 中国の僧
(613-681)
観無量寿経疏(観経疏・観経四帖疏・観経義)、往生礼讃偈(往生礼讃)、他
6第六祖 源信
(恵心僧都)
げんしん
(えしんそうず)
日本の僧
(942-1017)
往生要集
7第七祖 源空
(法然)
げんくう
(ほうねん)
日本の僧
(1133-1212)
選択本願念仏集(選択集)

更新日:2020/08/14