京の三閣/四閣/五閣

 「京の三閣」は京都を代表する3つの楼閣、すなわち金閣、銀閣、飛雲閣のことで、「洛陽三閣」とも呼ばれています。 この三閣に呑湖閣を加えた4つを「京の四閣」、さらに伝衣閣を加えた5つを「京の五閣」といいます。

 金閣、銀閣とくれば当然次は銅閣を連想されるでしょう。 大雲院の祇園閣は祇園祭の鉾を模した名建築で銅閣とも呼ばれていますが、歴史が浅いせいか、残念ながらこれらに続く六閣という呼び方はありません。

楼閣 読み方 所在地 三閣 四閣 五閣
金閣(舎利殿) きんかく 鹿苑寺
kinkaku-ji
銀閣(観音殿) ぎんかく 慈照寺
ginkaku-ji
飛雲閣 ひうんかく 西本願寺
nishi-hongan-ji
呑湖閣 どんこかく 芳春院
houshun-in
伝衣閣 でんねかく 東福寺
toufuku-ji
銅閣(祇園閣) どうかく 大雲院
daiun-in

≪金閣(舎利殿)≫
 
≪銀閣(観音殿)≫
 
≪飛雲閣≫
 
≪伝衣閣≫
 開山堂(常楽庵)の上層が伝衣閣です。
≪銅閣(祇園閣)≫
 

更新日:2023/01/31