京都三大唐門

 京都三大唐門は京都を代表する3つの唐門のことで、桃山の三唐門とも呼ばれ、いずれも国宝に指定されています。

 唐門は唐破風の屋根が特徴で、安土桃山時代に流行しました。

 大徳寺の唐門は聚楽第の遺構とみられ、明治時代に現在の方丈前に移築されました。

 豊国神社の唐門は、明治時代の豊国神社再建に際して南禅寺塔頭金地院から移築されたものです。 以心崇伝が江戸幕府から二条城の唐門を譲り受けたもので、その前は伏見城にあったと伝えられています。

 西本願寺の唐門は、極彩色彫刻と鍍金金具の装飾を日暮し眺めても飽きないことから「日暮門」の俗称があります。 聚楽第の遺構とも伏見城の遺構とも、あるいは豊国神社から移築されたものとも伝えられていますが、確証はありません。

 これら三大唐門以外にも、京都には醍醐寺三宝院の唐門(国宝)や二条城の唐門(重要文化財)など多くの唐門があります。

京都三大唐門 所在地
大徳寺 唐門 daitoku-ji
豊国神社 唐門 toyokuni
西本願寺 唐門 nishi-hongan-ji

≪豊国神社 唐門≫
 
≪西本願寺 唐門≫
 

更新日:2020/08/01