日本三大梵鐘

 日本三大梵鐘は日本を代表する3つの巨大梵鐘です。

 方広寺の梵鐘は、誰もが日本史で習う「国家安康」「君臣豊楽」の銘で有名なあの鐘です。 拝観料を払えば鐘を間近で見ることができ、実際に鐘の下に立つとその大きさに圧倒されます。

 知恩院の梵鐘は除夜の鐘でよくTVに登場するので、こちらも皆さんご存知でしょう。 親綱1人と子綱16人の計17人の僧侶が独特のスタイルで鐘をつく姿は京都の冬の風物詩となっています。

 熊本県にある蓮華院誕生寺奥之院の梵鐘は、高さ4.55m、直径2.88m、重さ37.5tで、大きさだけをみればこれらの梵鐘を上回っています。 しかし、昭和に鋳造されたこの梵鐘には、まだ歴史の重みが不足しているようです。

日本三大梵鐘 所在地
方広寺 梵鐘 高さ4.2m、外径[1]2.8m
重さ82.7t
houkou-ji
知恩院 梵鐘 高さ3.3m、直径2.8m
重さ70t
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東大寺 梵鐘 総高3.86m、口径2.71m
重量26.3t
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[1]外径と直径と口径はおそらく鐘の同じ部分を指していると思いますが、念のため各寺院HP等の表現をそのまま使用しました。
≪方広寺 鐘楼≫
 豊臣家が滅びるきっかけになった鐘として有名ですね。 有料拝観で鐘の内側の淀君の恨みの幽霊姿(?)まで見ることができます。
≪方広寺 梵鐘≫
 「国家安康」「君臣豊樂」の文字部分は、見つけやすいように色が付けられています。
≪知恩院 鐘楼≫
 大晦日の除夜の鐘のTV中継でご存じの方も多いと思います。
 YouTube 知恩院公式チャンネル:除夜の鐘 ❐
≪東大寺 鐘楼≫
 

更新日:2021/12/20