京都三鳥居

 京都三鳥居は京都にある珍しい3つの鳥居のことで、京都三珍鳥居とも呼ばれています。

 北野天満宮の境内末社である伴氏社(ともうじしゃ)は菅原道真の母伴氏を祀る神社で、社前の鳥居は額束(がくづか)が島木の間に割り込み、柱の下には単弁の蓮華座があります。

 京都御苑内にある厳島神社は九条家の鎮守社でしたが、明治になって九条邸が東京に移り、神社だけが残されました。 社前の石鳥居は、笠木・島木ともに唐破風(からはふ)型をしていることから唐破風鳥居と呼ばれています。

 木嶋神社境内に元糺(もとただす)の池があり、その中に名神鳥居を正三角形に組み合わせた三鳥居(みつどりい)が立っています。 鳥居の中心に組石の神座があり御幣が立てられ三方から遥拝できるようになっています。

京都三鳥居 所在地
北野天満宮末社 伴氏社 石造鳥居 kitano
厳島神社 唐破風鳥居 itsukushima(gosho)
木嶋神社(蚕ノ社) 三柱鳥居 konoshima

鳥居の基本構造 
出所:コトバンク

≪伴氏社(ともうじしゃ) 石造鳥居≫
 少し見づらいですが、額束が島木の間に割り込んでいるのが、お分かりいただけるでしょうか。

額束(拡大図)
蓮華座(拡大図)
≪厳島神社 唐破風鳥居≫
 
≪木嶋神社(蚕ノ社) 三柱鳥居≫
 

更新日:2020/07/30