八大夜叉大将

 八大夜叉大将(はちだいやしゃたいしょう)とは、毘沙門天の眷属(けんぞく)(=従者)で、仏法を守護する8体の夜叉鬼神です。 常に毘沙門天の指示に随い祈願する者を守護するため、守護八大夜叉神とも呼ばれます。

 毘沙門天の配下に属する夜叉は5,000といわれ、その頂点に立つのが八大夜叉大将です。

八大夜叉大将 異説
# 名称 読み方 説明 名称
1 宝顕夜叉 ほうけんやしゃ 宝賢ほうけん大将
2 満顕夜叉 まんけんやしゃ 満賢まんけん大将
3 散支夜叉 さんしやしゃ 鬼子母神(訶梨帝母)の夫です。 散脂さんじ大将
4 衆徳夜叉 しゅうとくやしゃ 婆多祁哩しゃたぎり大将
5 応念夜叉 おうねんやしゃ 醯摩縛多けいまばた大将
6 大満夜叉 だいまんやしゃ 毘灑迦びしゃか大将
7 無比力夜叉 むひりきやしゃ 別名を大元帥(だいげんすい)明王といい、国土を護り敵や悪霊の降伏に絶大な功徳を発揮します。 阿咤縛迦あたばか大将
8 密厳夜叉 みつごんやしゃ 半遮羅はんしゃら大将