中筋西国三十三所[1]
全国ふるさと三十三所巡礼辞典 現在
宝永6年(1709)以前に成立。 南丹市・亀岡市
1 九品寺 九品寺
2 龍穏(隠)寺 龍穏寺
3 木崎峠観音堂 観音峠の観音堂
4 観景寺 観景寺
5 西福寺 西福寺
6 木崎大木観音堂 大木観音堂
7 教伝寺 教伝寺
8 南陽寺 南陽寺
9 徳雲寺 徳雲寺
10 康安寺 康安寺
11 西光寺 西光寺
12 羅漢堂 清源寺 羅漢堂
13 福田寺 福田寺
14 久昌寺 久昌寺
15 岡坊観音堂 ★調査中
16 岩谷山 ★調査中[2]
17 龍興寺 龍興寺
18 雲処軒 「龍興寺塔頭 雲処軒」移転[3]
※ 明治27年(1894)
19 東雲庵 東雲寺[4]  
20 宗福寺 宗福寺
21 穴穂寺 穴太寺
22 金剛寺 金剛寺
23 小松寺 小松寺
24 灰田大師堂 ★調査中[5]
25 嶺松寺 嶺松寺
26 浄福寺 浄福寺
27 常観寺 常観寺
28 神宮寺 廃寺[6]
29 大乗寺 大乗寺
30 龍潭寺 龍潭寺
31 本田庵 ★調査中
32 瑞石寺[7] 瑞巌寺
※ 昭和35年(1960)、奥条の北の山上から現在地に移転
33 千手寺 千手寺
[1]中筋とは桂川(保津川・大堰川)の西部、並河〜山内〜本梅(中筋)、亀山〜穴太〜芦山(南中筋)の地域を指し、中筋西国三十三所と川東西国三十三所は桂川を挟んで対向する位置にあります。
[2]「寺社類集(1740)」巻之一の八木村の項に「岩屋山石水寺」の記述があり、所在地と名称の類似性から「岩谷山」は「岩屋山石水寺」の可能性が高いと考えています。
[3]「丹波国船井郡寺院明細帳」によれば、雲処軒は明治27年(1894)5月31日に高知県吾川郡上八川村(現・高知県吾川郡いの町)へ移転したようですが、現存確認できていません。
[4]元は龍興寺の塔頭でしたが、寺号を改め独立しました。 「寺社類集(1740)」巻之一の八木村の項に龍興寺の塔頭として、栖碧院、雲処軒、a玉軒、東雲庵の四寺が記されています。
[5]亀岡市千代川町拝田(はいだ)にある八幡神社(別名、拝田厄神宮)との関連が想像されますが、今のところ裏付け情報はありません。
[6]神宮寺は与能神社(亀岡市曽我部町寺蛇谷)の別当寺でした。 「京都府の地名」P364の与能神社の項に以下の記述があります。 「社伝によれば、別当寺としての神宮寺が、嵯峨天皇の頃村内無量寺の北東、本社の御旅所東裏辺りに創建され、・・・」
[7]「石」は「岩」の誤植と思われますが、原文通り表記します。

更新日:2015/12/02