七仏薬師 丹後州宮津府志 宝暦11年(1761)
丹後州宮津府志 現在
七佛藥師の事田辺府志に載之所謂
第一 善名吉祥如来 与謝郡加悦庄 施藥寺 施薬寺
第二 宝月智嚴[1]光音自在如来 加佐郡河守町[2] 清園寺 清園寺
第三 金色宝光如来 竹野郡 元興寺 「願興寺」廃寺
第四 無憂寂[3]勝宝[4]吉祥如来 同郡 神宮寺 神宮寺
第五 法界雷音如来 同郡溝谷 等楽寺 等楽寺
第六 法界勝惠遊戯神通如来 与佐[5]郡栗田郷 成願寺 廃寺 →永福寺の境外仏堂
第七 藥師瑠璃光如来 加佐郡白久庄 多勝[6] 多禰寺
以上七佛薬師霊跡諸説■しといへとも此説有永井尚長公[7]の御改なりと云々
[1]原文は文字の上半分が[正]になっていますが、そのような漢字はないので[嚴(厳)]と判断しました。
[2][町]は誤写のような気がしますが、原文を見たまま表記します。
[3][寂]は[㝡(最)]の誤写と思われます。
[4][宝]は不要な誤記と思われます。
[5][佐]は[謝]の誤写と思われます。
[6]他の文献情報から、[勝]は[禰]の誤写と思われます。
[7]永井尚長(なおなが)(1654-1680)は宮津藩の2代藩主です。

更新日:2022/02/07