京都洛北 森と水の会30 |
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祭神 |
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下鴨神社の第一摂社で、正式には鴨河合坐小社宅神社。 御祭神の玉依姫命は神武天皇の御母神として、美麗の神として信仰され、社頭には美麗を願う鏡絵馬が奉納されています。 また鴨長明のゆかりの神社としても知られ、方丈の庵が復元展示されています。
出所:『森と水と心と。京都洛北。』パンフレット
河合神社は、文字通り賀茂川[1]と高野川が合流する地点、糺森(ただすのもり)の中にあります。 |
≪鴨長明 方丈庵≫
『ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。』 この書き出しで始まる「方丈記」の著者鴨長明は、河合神社の社家(しゃけ)に生まれましたが、禰宜になる望みが叶わず、一丈(=約3m)四方の庵を建てて住み隠遁生活を送りました。 その方丈を再現したものがこの方丈庵です。 |
≪鏡絵馬≫
祭神の玉依姫命(神武天皇の母)は女性の美の神様として古くから信仰されてきました。 手鏡の形をした「鏡絵馬」に思いを込めて顔を描き化粧を施すと願いが叶うとされ、多くの若い女性が「鏡絵馬」を奉納しています。 |
[1] | 河川法上は全長鴨川らしいですが、通常は高野川との合流地点より上流を賀茂川、下流を鴨川と書き分けます。 神社名の上賀茂神社と下鴨神社、地名の上賀茂と下鴨も同じですね。 |
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更新日:2015/11/26