伊勢神宮七社

 伊勢神宮には、正宮2社・別宮14社・摂社43社・末社24社・所管社42社の合計125社あります。 125社すべてをおまいりする「125社まいり」もありますが、御朱印のいただける7社「伊勢神宮七社」を巡拝される方が多いようです。

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名 称皇大神宮(こうたいじんぐう) 内宮
主祭神天照大御神
住 所〒516-0023
三重県伊勢市宇治館町1
備 考正宮

 神路山かみじやま島路山しまじやまの麓、五十鈴川のほとりに鎮まります皇大神宮は、我が日本国の象徴と仰ぐ天皇の御祖先であらせられる天照大神あまてらすおおみかみをお祭り申し上げます。 垂仁天皇の御代みよ、伊勢の地にご鎮座され、今も変わらぬお姿でこの地にお鎮まりになっています。
 国の内に隈無く光が照り徹ると称えられる大神の御霊代(みたましろ)として報じる神鏡は、皇孫邇邇芸命ににぎのみことが高天原からお降りになるとき、民の食糧となるべき斎庭ゆにわいなほ(高天原の清らかな稲の種)と共に地上にもたらされました。 ここに祖国日本の礎が固められたのです。

出所:『神宮』パンフレット


名 称豊受大神宮(とようけだいじんぐう) 外宮
主祭神豊受大御神
住 所〒516-0042
三重県伊勢市豊川町279
備 考正宮

 伊勢市の中心部に、高倉山たかくらやまを背にしてご鎮座される豊受大神宮は、豊受大神とようけのおおみかみをご祭神としてお祭り申し上げます。 豊受大神は天照大神の御饌都神みけつかみで、食物の神様として、ひいては衣食住、産業の神様として崇敬を集めておられます。
 外宮では、正宮板垣内の御饌殿みけでんにおいて、ご鎮座より現在に至るまでおよそ1500年にわたり毎日朝夕の二度、日別朝夕大御饌祭ひごとあさゆうおおみけさいを行っています。 天照大神を初めとする神々に、忌火屋殿いみびやでんで古式に則りきりだした清浄な火で調理した御饌を奉るお祭りです。

出所:『神宮』パンフレット


名 称月読宮(つきよみのみや)
主祭神月読尊
住 所〒516-0028
伊勢市中村町742-1
備 考内宮の別宮

 月讀宮・月讀荒御魂宮・伊佐奈岐宮・伊佐奈彌宮の四別宮は、内宮と外宮を結ぶ御幸道路の中間、伊勢市中村町の森に御鎮座されています。
 東から順に
 月讀荒御魂宮‥②
 月讀宮‥‥‥‥①
 伊佐奈岐宮‥‥③
 伊佐奈彌宮‥‥④
となっており、御参拝は①から④へと順にされるのが一般的です。

出所:『月読宮』パンフレット


名 称瀧原宮(たきはらのみや)
主祭神天照大御神御魂
住 所〒519-2703
三重県度会郡大紀町872
備 考内宮の別宮

 熊野街道の通る滝原の山間にご鎮座される瀧原宮・瀧原竝宮は、皇大神宮の別宮で、古くから「遙宮とおのみや」として信仰を集めています。 深い杜に囲まれた神域は44ヘクタールの広さがあり、二所の別宮の他に、所管社しょかんしゃ若宮わかみや神社、長由介ながゆけ神社がお祭りされ、御船倉みふなぐらも古来の姿を伝えています。 樹齢数百年を数える杉の木立に囲まれた参道の長さはおよそ600メートルあり、この参道と並行して流れる頓登とんど川の清らかな谷水の流れが御手洗場みたらしとなっています。

出所:『瀧原宮』パンフレット


名 称伊雜宮(いざわのみや)
主祭神天照大御神御魂
住 所〒517-0208
三重県志摩市磯部町上之郷374
備 考内宮の別宮

 伊雜宮は「いぞうぐう」とも呼ばれ、三重県志摩市にご鎮座される、皇大神宮の別宮です。 『万葉集』に大伴家持おおとものやかもちの「御食みけつ国志摩の海人あまならし真熊野まくまのの小船に乗りて沖辺おきべぐ見ゆ」の歌が残るように、志摩地方は、風光麗しく海産物に富み、古くから朝廷と神宮の御料を貢進した御食みけつ国として知られ、『古事記』にも「島の速贄はやにえ」(志摩から朝廷に納められる初物の海産物)として登場します。 伊雜宮も古くから、皇大神宮の「遙宮とおのみや」として広く信仰を集め、また地元の人々によって海の幸、山の幸の豊饒ほうじょうが祈られてきました。

出所:『伊雑宮』パンフレット


名 称倭姫宮(やまとひめのみや)
主祭神倭姫命
住 所〒516-0014
三重県伊勢市楠部町5
備 考内宮の別宮

 倭姫宮は、内宮ないくう外宮げくうを結ぶ御幸みゆき道路の中ほど倉田山にあり、皇大神宮こうたいじんぐう(内宮)の別宮で、倭姫命やまとひめのみことをお祭りします。 倉田山は、神宮徴古館(ちょうこかん)・農業館・神宮美術館・神宮文庫・皇學館大学などが立ち並ぶ丘陵です。 西方の4ヘクタールの森が当宮の宮域です。
 御幸道路に面した鳥居から続く表参道は緑に包まれ、地形に沿ってなだらかな石段の続く美しい風景は多くの参拝者に親しまれています。

出所:『倭姫宮』パンフレット


名 称月夜見宮(つきよみのみや)
主祭神月夜見尊(天照大御神の弟神)
住 所〒516-0072
三重県伊勢市宮後1-3-19
備 考外宮の別宮

 月夜見宮は、伊勢市宮後にご鎮座される、豊受大神宮の別宮です。 外宮北御門きたみかど口から北へ約300メートル、伊勢市駅よりほど近く、古くより山田と呼ばれる伊勢市街の中心地に広がる森がその宮域で、クスやケヤキ、スギなどが茂り、三方を堀がめぐっています。
 この地は古くは大河原または西河原と呼ばれ、農耕と深いつながりのある神社として信仰を集めて来ました。

出所:『月夜見宮』パンフレット

更新日:2023/06/18