延暦寺
第六番
あ み だ どう
比叡山 延暦寺 阿弥陀堂
本尊 阿弥陀如来
延暦寺HP

 この堂は昭和十二年(一九三七)に行われた、比叡山開創千百五十年を記念して建立されたもので、滅罪回向の道場として全国信徒各家の御霊を祀り、日々不退に念仏回向する道場です。

 建築様式は大きさ方五間(柱間が五つの正方形)で、鎌倉初期の手法を凝らした純和様式がとられ、内部の彩色は藤原時代に模してあでやかで、殊に内陣天井廻りは美しい極色彩[1]を施し、ご本尊は彫刻界の権威者、内藤光石氏によって彫られた、丈六の阿弥陀仏坐像が祀られています。

出所:『阿弥陀堂』駒札

≪阿弥陀堂≫
 堂内の参拝は自由にできますが、阿弥陀堂は壇信徒の先祖回向の道場ということで、私が訪問した際にも回向法要が行われていました。
≪水琴窟≫
 お堂の前には水琴窟(すいきんくつ)があり、心静かに耳を近づけると妙音が聞こえます。

[1]「極彩色」の誤記と思われますが、駒札の原文のまま表記します。

更新日:2014/09/20