延暦寺
第十番
し き こう どう がんざんだいしどう
比叡山 延暦寺 四季講堂 (元三大師堂)
本尊 元三大師
延暦寺HP

 第十八代天台座主として十九年間在職され、延暦寺中興の祖として仰がれる慈恵大師良源(元三大師[1])の住房であった定心房の跡をついでいるお堂で、村上天皇の勅命によって春夏秋冬の四季に法華経の論議が行われたので四季講堂の名があります。

 また、はじめは弥勒菩薩を本尊としていましたが、いまは元三大師の画像を本尊としてお祀りして大師信仰の根本道場となっているので、元三大師堂の別名でも呼ばれ、親しまれています。

出所:『四季講堂(元三大師堂)』駒札

≪四季講堂(元三大師堂)≫
 「角(つの)大師」「降魔大師」「魔滅大師」の各種お札が堂内で授与していただけます。 私は厄除開運の角大師の携帯ストラップを購入しました。
≪「元三大師と角大師の由来」碑≫
 都に疫病が大流行した際、疫病神の退散を祈願して座禅をしている良源の姿が、あばら骨が浮き出て角の生えた恐ろしい鬼に変化しました。 その姿を写したのがお札に描かれている鬼の絵で、ここから角大師の呼び名が生まれました。
 ここは「おみくじ」発祥の地でもあります。

[1]元三(がんざん)大師の名称は正式な大師号ではなく、良源の命日が正月の3日であることから名付けられた通称です。

更新日:2014/09/20