二十二社
上七社
いわ し みず はち まん ぐう
石清水 八幡宮
主祭神
住 所
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備 考

 日本三大八幡宮に数えられる石清水八幡宮。 京都府の南に位置する男山の山上に建っており、麓では木津川、宇治川、桂川の三川が合流。 この地は古くからの交通の要衝であるとともに、平安京の裏鬼門にあたり、鬼門にあたる比叡山延暦寺とともに、都の安泰、国家鎮護の神社として古くから信仰を集めてきた。 現在でも、宮中の正月祭祀の一つで、天皇が豊穣と天下泰平を祈る「四方拝しほうはい」で拝まれている。

 創建は平安時代。 859年、奈良・大安寺の僧、行教ぎょうきょうが豊前国(大分県)の宇佐八幡宮に籠もって祈祷をしていた時、「れ都近き石清水男山の峯に移座いざして国家を鎮護せん」との大神の託宣を受けたのが始まりで、行教の奏請そうせいを受けた清和天皇が六宇の宝殿を建立、そこに宇佐八幡宮の神々をまつった。

 創建に僧侶が関係したことからもわかるように、当初から神仏習合の色彩が強く、山麓には「男山四十八坊」と呼ばれた宿坊もあった。 しかし、これらは明治の神仏分離令によって廃止。 境内の仏像、仏具など仏教的なものはすべて排除されて現在に至る。

出所:『日本の神社100選』から抜粋

更新日:2019/02/11