勅祭社 |
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出雲大社の主祭神である大国主大神は、各地に農業や医療を広めた「国づくり」の神とされる。 『古事記』によれば、大国主大神は天照大神に国を譲ったが、代わりに自分を大きな社にまつることを求めた。 このため、出雲大社の本殿は、現在でも全高24メートルと神社建築では最も巨大だ。 「大社造」と呼ばれる様式の代表格で、巨大な柱を用いた高床が特徴。 現在の境内では、神話で大国主命に助けられたといわれる「因幡の白うさぎ」を模した石像が多数置かれている。
古代の出雲国を治めた出雲国造の一族が現在まで宮司を務め、国造はお火所という場所にともされた神聖な火のみで食事をつくるなど、古来の伝統を守り続けている。 例年。「神無月」こと旧暦10月には、日本各地の神が出雲へ集まるために姿を消すといわれる。 出雲大社ではこの月を「神在月」と呼び、御神火を焚いて神々を迎える「神在祭」を行なっている。
出所:『日本の神社100選』から抜粋
≪拝殿≫
二拝四拍手一拝でお参り。 |
≪神楽殿≫
正面の大注連縄は、長さ約13m、重さ5.2トンもあります。 |
≪御慈愛の御神像≫
袋を背負った大国主大神が傷ついたうさぎに手を差し伸べている場面を表しています。 |
更新日:2020/05/05