法然上人二十五霊場 特別霊場 |
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天台宗 本尊 阿弥陀如来 |
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青龍寺は比叡山西塔の北谷にある寺院で、開基は天台座主 慈恵大師良源と伝えられる。
この地は大黒天出現の霊地である大黒滝があり、大黒谷と呼んでいたことから黒谷と呼ぶようになった。[1] 黒谷は比叡山の中でも別所と言われ、俗世と関わりを断ち切る隠遁の地として知られていた。
法然上人は若くして比叡山に登り天台宗の学業につとめるが、名利を求めず遁世して仏道修行に励むことを決意。 18歳で黒谷の慈眼房叡空のもとに入られ、聖僧としての道を歩まれた。 以後、万民救済の法門を求めて経蔵に籠もり、一切経を披閲すること5回に及び、ついに43歳の春、立教開宗の一文に出会われた。 その後法然上人は比叡山を下りられ、悩める多くの民衆のためにお念仏のみ教えを弘められた。 このことから、青龍寺は法然上人が25年に亘り修行究学された聖地として、法然上人二十五霊場の特別霊場に指定されている。
出所:「法然上人二十五霊場」HP
天台宗の寺院ですが、知恩院が管理を行い、宿坊を二階建ての道場に建て替えて青少年の教化施設として活用されています。 比叡山内シャトルバスの「峰道」バス停から徒歩で約30分かかりますので、心してお参りください。 |
≪報恩蔵≫
法然上人が籠って一切経を読んだ経蔵ですが、残念ながら現在の建物は復元だそうです。 |
[1] | 金戒光明寺の地を黒谷(くろだに)と呼ぶようになってからは、元黒谷(もとくろだに)とも呼ばれています。 |
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更新日:2015/03/03