祇園祭 山鉾巡行 前祭 |
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別名「琴破山」とも呼ばれる。 山の御神体(人形)は中国の周の時代、琴の名人、伯牙とその友人 鐘子期との物語に取材し、伯牙が鐘子期の死を聞いてその琴の弦を断ったという故事をあらわしている。
人形は手に斧を持ち、前に琴が置かれている。 人形には金勝亭賽偃子の墨書銘があり、天明(一七八一〜一七八八)以降の作と考えられている。 前懸には上下詩文、中央に人物風景の有名な「慶寿裂」をかけ、その下に龍文様の錦を用い、さらに人物図の押絵切付の水引があるが、近年復元新調品に替えている。 胴懸は花卉尾長鳥文様の綴錦で、見送には西陣の「柳絲軒」在銘の仙人図刺繍を用いている。 また蝶型の角金具は珍しい意匠である。
出所:『伯牙山』京都市駒札
更新日:2017/09/20