京の霊場　五畿内額

五畿内額

　未知の観音霊場がまた見つかりました。

十八番　柳谷

	額の文字	所在地
18	五畿内第十八番柳谷みほとけのなひく柳の谷みつは　くむにおゐせぬ薬[也]けり^[1] 第十番奥之院護摩堂^[2] 千手觀世音うらゝかや柳も風に [なひか]れて　[ほ]とけのみかけうつる谷水	楊谷寺
注）[ ]付きは推測文字です。

[1]	このご詠歌は新西国霊場と同じで、本堂に祀られたご本尊の十一面千手千眼観音菩薩像に対するご詠歌です。『日本遊行宗教論』(1991)の80ページに「五畿内霊場（西国三十三ヶ所観音霊場のことか）巡拝をして浪速の天王寺に参詣し、」とありますが、楊谷寺が西国三十三所の札所になったことはなく、五畿内霊場も西国三十三所とは異なります。
[2]	後半の「第十番奥之院」は洛西観音霊場です。

[1]

このご詠歌は新西国霊場と同じで、本堂に祀られたご本尊の十一面千手千眼観音菩薩像に対するご詠歌です。
『日本遊行宗教論』(1991)の80ページに「五畿内霊場（西国三十三ヶ所観音霊場のことか）巡拝をして浪速の天王寺に参詣し、」とありますが、楊谷寺が西国三十三所の札所になったことはなく、五畿内霊場も西国三十三所とは異なります。

[2]

後半の「第十番奥之院」は洛西観音霊場です。

更新日：2023/12/21