第三番 |
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天台宗 本尊 延命地蔵菩薩[1] |
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花山法皇が、荒廃している西国三十三所を嘆いてその再興を発願された。 法皇一刀三礼ご自作の十一面観世音菩薩の尊像を背負って巡礼し目的を達成した。 最後に当寺に参詣され本尊延命地蔵菩薩の霊験に驚嘆し自らのお手判を木片に押印し背負いの観音像を納め、伽藍建立仏供料として数百石の寺録を賜った。 世にこれを草分観音、おいずる観音と称して、西国巡礼の時は必ず当寺に立寄って、安泰を願うようになった。
出所:『らくさい 京都洛西観音霊場札所案内』
[1] | 寶印帳(朱印帳)に記されている「本尊 草分観世音菩薩」は札所本尊の意味です。 |
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更新日:2022/08/24