第九番 |
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天台宗 本尊 十一面観世音菩薩 |
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当山は十一面観音を本尊としている。
寺伝によると延喜10年三井寺の智証大師の弟子千観が諸国巡歴の途中この地に立ち寄り、夢告によって一堂を建立された。
長法寺は七堂伽藍、坊宿十二院があったが、応仁の兵乱で全山が焼亡したといわれている。 平成2年の本堂再建に先立って行った発掘調査で、本堂下から平安時代の礎石建物が発見され、寺の歴史を裏付ける結果ともなった。 境内西北隅に「溺泉(おぼろのいずみ)」があり、清涼な水が巌窟から湧き出、寺を清巌山と号するのもこの為である。
出所:『らくさい 京都洛西観音霊場札所案内』
平安時代に大いに栄えた寺院で、かつて平安時代の仏画の二大傑作の一つと言われた「釈迦金棺出現図(しゃかきんかんしゅつげんず)」掛幅(国宝)を所蔵していました。 ⇒ e国宝 釈迦金棺出現図 |
≪本堂と三重の石塔≫
本堂前にある三重の石塔は千観供養塔と伝えられています。 |
≪石仏群≫
境内の一角に石造のお地蔵さまが多数まとめて祀られています。 |
更新日:2021/04/20