第十番 |
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西山浄土宗 本尊 十一面千手千眼観世音菩薩 |
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当山柳谷観音楊谷寺は、大同元年(806)京都東山清水寺の開創でもある延鎮僧都によって開山された。 第二世は眼病に霊験あらたかな霊水、独鈷水(おこうずい)を発見し加持祈祷を施された弘法大師空海を仰ぎ、第三世には恵心僧都が入山され、お念仏の教えを流布された。 当山の本堂には御本尊十一面千手千眼観音が祀られ、平成10年には800年ぶりの復元修理が施された。
当山は新西国十七番札所に指定されたが、洛西札所十番の奥の院の御本尊千手観音は、中御門天皇の勅願で江戸時代中期に宮中より奉移されたものである。
出所:『らくさい 京都洛西観音霊場札所案内』
更新日:2022/08/17