番外
じょう ど さん じょう がん じ
浄土山 乗願寺
西山浄土宗
本尊 阿弥陀如来 (大佛如来)
札所本尊十一面観世音菩薩
御詠歌ごくらくの じょうどのたにの みほとけは
 よろづのねがい たすけたまわる
住 所
電 話
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備 考通称:西山の大仏(おおぼとけ)

 西山連峰の浄土谷(柳谷)大沢一帯には行基菩薩や弘法大師の足跡があり、天延年間(又は長徳)に恵心僧都が入山し山中の大石で修行すると弥陀の奇瑞を感得し乗願寺を創建された。 二十年余のち都から寂因が入山し念仏三昧の内に弥陀を感得し三十余年を過ぎ、久安6年奇瑞を顕わして西方浄土に往生した。 四十九年のち法然は『選択集』を著し浄土宗を開かれたが、ご本尊の丈六阿弥陀仏座像[1]はこの頃(平安後期)に造られたという。 しかし寺伝には開山恵心僧都の作と伝える。 また洛西観音霊場番外のご本尊の観音立像を伝えている。

出所:『らくさい 京都洛西観音霊場札所案内』


 乗願寺は民家が10軒もない山中の集落にあります。
 「西山の大仏(おおぼとけ)」と呼ばれる阿弥陀如来座像は、こぢんまりとした本堂の中で窮屈そうに鎮座されていました。 札所本尊の十一面観音菩薩像はその右手に安置されています。

 自転車で霊場を巡っていることをお話しした際、交通安全にいただいたお守りです。 ずっと身につけて巡礼させていただいたき、お陰さまで事故もなく無事に満願を果たすことができました。
 ありがとうございました。

[1]乗願寺の阿弥陀如来座像の高さは2.8mあります。