第十九番 |
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真言宗泉涌寺派 本尊 十一面観音菩薩 |
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観音寺は825年頃(平安時代)嵯峨天皇の勅願により弘法大師が開創されました。
御本尊は大師が熊野権現より授かった1寸8分の観音像を胎内仏として自ら彫刻された十一面観世音菩薩であります。
後白河上皇は、当山を深く信仰されて新那智山と号し、今熊野観音寺と称されました。
洛陽三十三所第十九番札所、厄除開運の寺として知られた特に頭痛・病気封じ・知恵授かりの霊験あらたかな本尊として広く信仰され、また西国第十五番霊場、ぼけ封じ観音第一番霊場ならびに京都七福神巡りの恵比寿神をおまつりする寺として全国から祈願の参拝者が絶えません。
当山は開創以来千百七十有余年にわたって数々の歴史を秘め、新年厄除大祈願祭・京都七福神祭・彼岸会・盂蘭盆会・秋の西国霊場お砂踏法要などの伝統行事でにぎわいます。
境内は四季、山の緑が美しく、春の梅・桜、秋の紅葉は訪れる人の心をとらえて見事です。
出所:『洛陽三十三所観音巡礼』
更新日:2015/11/29