京都七福神 第七番 |
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天台宗 本尊 薬師如来 |
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初め推古天皇の御代大和国宮田郷に建立され、室町時代の初めに京都に移されたという。 正式には、瑠璃光山利生院大福寺。
天台宗の寺で朝家の尊信極めて篤かったが、天明年間に炎上して今は僅かにそのおもかげをとどめるばかりである。 本尊菩提薬師は聖徳太子の作といい、京都十二薬師の一つに数えられる。 また京都七福神第七番として布袋尊をまつる。
毎年正月には、商家の大福帳に宝印を授與する習わしがある。 境内には幕末勤王の志士梅田雲濱の遺蹟がある。 雲濱は若狭の人で、つとに尊王の志を抱き京に出て同志と交え国事に奔走したが、安政の大獄に吉田松陰、橋本左内、頼三樹三郎と共に捕えられた。
この旧跡は雲濱が仮寓として妻女を迎えたところである。
出所:『大福寺』京都市駒札
更新日:2016/01/23