京都東山
福めぐり
りょう ぜん かん のん
霊山 観音
単立
本尊 
災厄除
住 所
電 話
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備 考

 霊山観音は昭和30年6月8日、平和日本の建設と殉国の英霊並びに大戦による犠牲者の冥福を祈念するため、故石川博資氏により建立されました。

出所:『霊山観音』パンフレット

 当山は日本だけにとどまらず、全世界の戦争犠牲者の霊を鎮魂する平和祈念の聖地です。 ご参詣のあなたにも平安がおとずれることでしょう。

 御朱印の墨書は観音経(妙法蓮華経観世音菩薩普門品)の一節である、「妙智力 みょうちりき」にて、われわれを苦悩から救う観音様の慈悲のエネルギーをあらわし、中央の朱印は本尊・十一面観音の梵字である「キャ」字です。 御朱印はご参詣の証明・みほとけとの結縁の絆です。 このご縁を喜び、一生の御守として大切に護持されて、神仏の加護のある生活をおくりましょう。

出所:御朱印挿み込み


 石川博資(ひろすけ)氏は秋田県出身の実業家で帝産グループの創設者です。 氏は1891年(明治24年)生まれで、1934年(昭和9年)に伊豆大仁金山で設立した帝国産金鉱業を皮切りに、帝産グループ各社を創設しました。 1955年(昭和30年)に霊山観音を建立したほか、1940年(昭和15年)には気象庁前の和気清麻呂像を建立・寄贈し、1965年(昭和40年)に亡くなりました。 現在、寛永寺に「霊山院殿自観博資大居士塔」と書かれた大きな墓碑の墓があります。

≪霊山観音≫
 東山の山麓にあってひときわ目立つ大きな白い観音像。 コンクリート製で、高さが24m、顔だけで6mもあります。 胎内には十二支守本尊が安置されていて、自分の干支の守り本尊にお参りすることができます。
 隣にある仏足石も巨大でした。
≪願いの玉(如意宝珠)≫
 如意宝珠とは、仏教ですべてを生み出しはぐくむ天地の気・宇宙エネルギーを意味し、完全無欠の象徴である球形にかたどられます。 叶えたい願い事がある方は、お参りされてはいかがでしょうか。
≪留魂碑≫
 陸軍中野学校の卒業生により、戦争で亡くなった多くの校友の鎮魂と、日本の繁栄および世界の平和を願って建てられた碑です。
 他に予科練一八会、飛行第十九戦隊などの碑や、全国200万の英霊の位牌を祀る霊牌殿、大戦で亡くなった世界の無名戦士を供養するメモリアルホールもあります。
≪小型観光バス≫
 「観光バス」という名称は石川博資(ひろすけ)氏が戦後に発案したもので、それまでは「遊覧」と呼ばれていたそうです。 観光事業の開発に一時期を画し、観光バスのさきがけとなった最初のバスがこの小型観光バスです。

更新日:2023/02/07