| 見どころ | 仏教音楽伝承の修行道場 |  
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声明音律の根源地として、仁寿年間(八五一〜八五四)に三代天台座主慈覚大師円仁が開創。
天仁二年(一一〇九)に聖応大師良忍が再興。
		
		
本堂には、藤原時代の薬師・阿弥陀・釈迦の三如来坐像(いずれも重文)が安置されています。
		
		出所:『森と水と心と。京都洛北。』パンフレット
		
		
			
				 
				  来迎院は聖応(しょうおう)大師良忍(りょうにん)によって1109年に創建され、来迎院を本堂とする上院(かみいん)と、勝林院を本堂とする下院(しもいん)を合わせて、「魚山大原寺」と総称されるようになりました。
				  「音無の滝」へ行く時もこの来迎院参道を通ります。
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				 ≪本堂≫
				  本堂内には本尊の薬師如来坐像を中心に、左右に阿弥陀如来坐像と釈迦如来坐像が安置されています。
				  
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			ご朱印消失事件
			
 本堂と庭園の拝観を終え、受付で御朱印帳を受け取って中身を確認した瞬間、
  「ええっー? うっそー!」
なっなんと、ご朱印がごっそりと消えているではありませんか。
もちろんご朱印が本当に消えるはずはなく、私と全く同じ上賀茂神社の御朱印帳を持って来られたご婦人が、誤って私の御朱印帳を持って行かれたのでした。
			
			
  「万一戻ってきぃひんかったら、20か所以上もう一回行かとあかんのか。。。orz」
不安に駆られながらも
  「いやいや、ご朱印を集める人に悪い人はいぃひんはず。絶対に戻ってくる。」
と信じて待つこと約1時間。
ようやく間違いに気付かれたご本人から来迎院に電話がかかってきました。
			
			
  「これで無事、御朱印帳が戻ってくるぞ。」
と喜んだのも束の間。
電話の主がいる場所は、大原ではなく、まさかの比叡山山頂。
しかも
  「帰りの新幹線の都合で、今から大原には引き返せない。」
とのこと。
一瞬困惑しましたが、幸いなことに新幹線の時間にはまだ余裕がある。
JR京都駅なら私にとっても帰り道。
JR京都駅の正面改札前で待ち合わせを約束し、私も予定を変更して大原を離れることにしました。
			
			
 約束の17時30分の少し前。
改札前には既に、来迎院のYさんと少しすまなそうな表情をされたご夫婦が待っておられました。
  「これで間違いないですね?」
  「はい。間違いありません。」
御朱印帳を交換し、お互いに中身を確認して安堵の表情に変わったのでした。
			
			
			
来迎院のYさんへ
 その節はいろいろとお気遣いいただき、ありがとうございました。
お陰様でほどなく全30社寺を巡拝し終え、すべてのご朱印をいただくことができました。
			
			
埼玉のKさんご夫婦へ
 御朱印帳を返していただき、ありがとうございました。
私にとって本当にハラハラドキドキの1日でしたが、今では貴重な楽しい思い出となりました。
このHPをご覧になることはないと思いますが、改めてお礼申し上げます。
これに懲りず、また京都にお越しください。
			
			2015年12月吉日
			
			
<後日談>
 この事件がご縁となり、その後、来迎院のYさんとは個人的にお付き合いをさせていただいています。
			
			
			
		 
		更新日:2019/10/05