京都十六社
ご こうの みや
御香宮
祭神 
ご利益安産 厄除 病気平癒
住 所
電 話
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備 考

 御祭神は神功じんぐう皇后、仲哀ちゅうあい天皇、応神天皇など九柱を祀る。

 社伝によれば、貞観四年(八六二)境内から清泉が湧き出てその香気が漂い、その水を飲むとたちまち病が癒えたので、「御香宮」を賜った。

 以後、伏見の産土神として人々の信仰を集めたが、度々の兵乱や天災により荒廃した。 文禄年間(一五九二〜九六)豊臣秀吉は、当社を伏見城内に移し、鬼門の守護神としたが、慶長十年(一六〇五)徳川家康により旧地である当地に戻され、現在の本殿(重要文化財)が建立された。 表門(重要文化財)は、旧伏見城の大手門と伝えられている。

 宝物として、秀吉の寄進した金熨斗付きんのしつけ太刀たち(重要文化財)を蔵する。 境内には、伏見義民文殊九助らの顕彰碑がある。

 毎年、十月の神幸祭は、伏見祭・花傘祭とも呼ばれ、神輿や花傘、獅子などが出て、盛大に行われる。

出所:『御香宮神社』京都市駒札

更新日:2017/02/19