京都五社
北・玄武
か も わけ いかづち じん じゃ
賀茂 別雷 神社
祭神 
世界文化遺産
住 所
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備 考通称:上賀茂神社

 通称上賀茂神社。 平安遷都以来、皇城鎮護の神・山城国一之宮として朝野の崇敬を受け「千年の都」京都の中でも最も歴史のある神社である。 境内地二十三万坪には、文久三年(一八六三)造営の重要文化財建造物が立ち並ぶ。 平成六年には境内全域が「古都京都の文化財」の一つとして世界文化遺産に登録された。 この社殿群のほとんどが江戸時代の造替であるが、現在に至るまで往古の姿を受け継いでおり、いにしえの京都へと参拝者をいざなう。

 細殿ほそどの前に並ぶ一対の円錐形の立砂は、神代の昔、賀茂別雷大神がご降臨された秀峰神山こうやまを形取ったものである。

 五月十五日の「葵祭」は、『源氏物語』等の文学作品にも登場し、当寺「まつり」といえば葵祭であった。 平安装束に身を包んだ五百名以上の行列が京都御所を出発して上賀茂神社まで進む路頭の儀は、王朝絵巻さながらに雅やかである。

【由緒】
京都最古の神社で、社殿造営の記録は七世紀にまで遡る。 ご祭神は賀茂別雷大神。 平安遷都以降は天皇の行幸や上皇の御幸、貴族や武士の社参が相次ぐ。 現在でも厄除・方除・電気産業の守護神として広く信仰される。 小倉百人一首の「風そよぐならの小川の夕暮れはみそぎぞ夏のしるしなりける」(藤原家隆)は境内「ならの小川」で詠まれた。

出所:『京都五社めぐり』パンフレット

更新日:2016/01/10