南山城古寺 第五番 |
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真言宗智山派 本尊 蔵王権現像 |
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蔵王権現の本誓が災を除き福を授け、白不動が災難を身に代わり、毘沙門天が立身出世せしめ、愛染明王が子を授け、日光月光菩薩が眼病を癒すのも、皆これ、仏の大慈悲であります。
当山に参詣する者は、諸願成らぬと云うものはありません。 こうして昔から諸仏の私益あらたかなので、有栖川宮から御祈願所の命旨を賜い、特に菊花御紋章の幕を下賜されました。
因みに当山開創以来、興福寺願安大師が再興して一度は旧観に復しましたが、治承四年(一一八〇)平資盛の兵火にかかり一山二十六坊悉く焼失しました。 建久元年(一一九〇)源頼朝が再建しましたが元弘元年(一三三一)の兵火で再び焼失し、応永十三年(一四〇六)興福寺官務懐乗越前公が蔵王堂を再建したのが現在の本堂で、大正二年文部省から特別保護建造物に指定され、現在は重要文化財に指定されております。
出所:『神童寺』パンフレット
≪山門≫
JR棚倉駅から徒歩30分ほどの距離にあります。 |
≪本堂≫
北吉野山の山号にふさわしく、右手に三鈷杵を持ち右手・右足を上げた躍動感あふれるポーズのご本尊・蔵王権現像が安置されています。 |
≪収納庫≫
日光・月光菩薩をはじめとする多くの重要文化財の仏像が、本堂の上にあるこの収納庫に収納されています。 |
更新日:2018/01/03