南山城古寺 第十二番 |
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真言律宗 本尊 九体阿弥陀如来、薬師如来 |
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この寺は京都の最南端、奈良との府県境に位置している。 そしてこの一帯は古来より南部(奈良)仏教の聖地として大寺の僧が世俗の喧験[1]を離れ修養、研鑽のため出入りをした地域で小田原別所と呼ばれていた。
また創建時のご本尊が薬師仏であった事から、その浄土である浄瑠璃世界が寺名の由来とされている。
その後九体の阿弥陀仏とそれを安置する堂を建立し、庭園が整備され、京の都より三重塔が移築された事により今も残る伽藍が出来上がったとされている。
出所:『浄瑠璃寺』パンフレット
[1] | 「喧験」は「喧騒」の誤植かもしれませんが、原文通り表記します。 |
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更新日:2018/01/03