京都十三佛 第十二番 |
|
東寺真言宗 総本山 本尊 薬師如来 |
|
御和讃
三世の諸佛蓋く 大日普門の萬徳を 開きて示しし佛ゆえ 大日如来ぞ尊とけれ
桓武天皇の延暦十五年(七九四)平安京遷都と共に王城鎮護の為に建立せられ、西寺・羅城門と共に新京の入口を飾る重要な役割であった。
弘仁十四年(八二三)弘法大師に勅給せられ、密教の根本道場として他宗の雑住を拒否してその法燈を維持してきた。
本尊は金堂の薬師如来であるが、講堂には大師の理念に基づく密教の羯磨曼陀羅が安置される。
中世、文覚上人、宣陽門院、後宇多法皇の帰依と再興により大師信仰の中心となって今日にいたる。
出所:『京都十三佛巡拝納経』
更新日:2018/01/03