京都十三佛 第十三番 |
|
真言宗五智教団 本尊 虚空蔵菩薩 |
|
御和讃
信心堅固のその人は 永えかけて菩薩より 無上の宝を授けらる 南無虚空蔵大菩薩
和同六年(七一三年)元明天皇の勅願による行基菩薩の創建で、「木上山葛井寺」と呼ばれた。
淳和天皇の貞観十六年(八七四年)「法輪寺」と改められ、慶長十一年(一六〇七年)後陽成天皇から「智福山」の山号を賜わり、爾来「智福山法輪寺」として今日に至っている。
本尊虚空蔵菩薩は、中興開山道昌大徳の御作で、弘法大師が開眼供養せられ安置された。
梁塵秘抄、今昔物語に見られる様に、霊験所として、平安時代から今日迄隆盛している。
出所:『京都十三佛巡拝納経』
京都では数え年13歳の子供が親と共に虚空蔵法輪寺へ「十三詣り」をします。 参詣の帰路、子供が渡月橋を渡り終えるまでに後ろを振り向いてしまうと、せっかく授かった智恵と福徳が失われますので、ご注意ください。 |
≪狛犬(虎)≫
法輪寺には牛と虎の珍しい狛犬が鎮座しています。 なぜ牛と虎かというと、虚空蔵菩薩が丑寅年の守り本尊だかららしいです。 |
≪電電塔≫
境内に雷の神を祀る電電宮があり、その関係で電気電波関係者の霊を顕彰する電電塔が昭和31年(1956)に建てられました。 電電塔の背後には、右に電気研究者の代表としてエジソン、左に電波研究者の代表としてヘルツ[1]の銅製の肖像が掲げられています。 |
[1] | 法輪寺のHPでは「ヘルムホルツ」と説明されていますが、現物には「ハインリッヒ ルドルフ ヘルツ」と書かれています。 |
---|
更新日:2018/01/03