大覚大僧正ゆかり 西龍華 |
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日蓮宗 本山 本尊 |
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綸旨賜り日像上人有縁の地に
日像上人が四条櫛笥に妙顯寺を草創したことに由来し、嘉慶元年(一三八七)に妙顯寺は比叡山僧徒の襲撃を受け、寺号を妙本寺とし若狭の国に難を避けるため移転した。
後に将軍足利義満は、三条坊門に寺領を与え妙顯寺の再興を許した。 しかし、日実上人は、四条櫛笥が日像上人の有縁の地であることから、日像上人開眼の鬼子母神並びに十羅刹女を祀り、改めて後小松天皇より綸旨を賜り、櫛笥寺と称し堂宇を建立したのが、立本寺の起源といわれている。
また、一説によれば、義満の許しを得て三条坊門に復興された寺が応永二十年(一四一三)に再び破毀されたため、柳の酒屋や小袖屋等の寄付により四条櫛笥の地に堂宇を建立し、寺号を立本寺と改めたともいわれている。
宝永五年(一七〇八)京都大火があり、現地へ移転し三百年の慶事を迎える。
出所:『大覚大僧正ゆかりの京都本山めぐり』ポスター
更新日:2020/11/20