洛陽六阿弥陀 第三番 |
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北法相宗 大本山 本尊 千手観音菩薩 |
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「清水寺」という寺名は、音羽山中より今もなお途切れることなくこんこんと湧き、音羽の滝に流れる霊泉に由来しています。 この霊泉は「すべての人を救う」観音さまのご利益とあわせ、古来より無病息災、立身出世、財福、良縁、子授けといった現世利益を願う善男善女を集め、「清水の観音さん」の名で全国に広く信仰を得てまいりました。
開創は宝亀9年(778)、奈良時代の末で、山号は音羽山。 宗派は北法相宗です。 「北」は南都・奈良に対して北の京都に立地するという意味をもっています。
【阿弥陀堂】
平成8年(1996)に彩色復元された、色鮮やかな丹塗りの姿が目を引きます。
お堂は寛永8〜10年(1631〜33)の再建で、三間四方、入母屋造り、桟瓦葺(さんがわらぶき)。
天井には極彩色の美しい迦陵頻伽(かりょうびんが)の文様が施されています。
本尊の阿弥陀如来坐像は漆箔仕上げの荘厳華麗な仏様で、如来形の千仏を配した光背(こうはい)は阿弥陀浄土の世界を表現したものです。
浄土宗の開祖・法然上人が、日本で最初に常行念仏道場とした場所であることから、法然上人二十五霊場第十三番札所として多くの参詣を集め、また、「洛陽六阿弥陀如来念仏道場」としても、縁日や彼岸には多数の参拝者が訪れています。
出所:清水寺HP
更新日:2015/02/01