延暦寺 特別 |
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本尊 釈迦三尊 延暦寺HP |
戒壇院は、天台宗の僧侶にとって、特別な場所である。 開祖・伝教大師最澄の志を継いで仏の道に進む決意をし、そのための「戒」を授かる授戒の場だからだ。
天台宗の僧侶とて、この堂に入るのは生涯に一度きり。 法華の世界におわす釈迦如来を前にし、先達とも言える文殊・弥勒菩薩に見守られながら、天台座主を伝戒師として「戒」、すなわち「いましめ」を受ける。
「戒」とはなにか。 それは「光」だと言う。 最澄は「すべての人の中に仏性(仏の心)がある」と説いた。 その仏性に光を当てるのが授戒なのだ。 自らの仏性に光を当てる、その空間の扉が今、開かれる。
出所:「伝教大師一千二百年大遠忌記念事業 最澄と比叡山」リーフレット
伝教大師一千二百年大遠忌祈念事業として、令和3年(2021年)9月12日〜12月12日に法華総持院東塔と戒壇院の特別拝観が行われ、特別御朱印が授与されました。
☞ https://1200irori.jp/saicho_hieizan/
≪戒壇院≫
これまで一般公開されたことはなく、今回の一般公開は827年の創建以来初めてのことだったそうです。 流石に時間軸のスケールが違います。 |
更新日:2022/01/11