勅祭社
へい あん じん ぐう
平安 神宮
主祭神
住 所
電 話
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備 考

 平安神宮の創建は1895年、明治維新から28年たった頃のことだ。 この頃、京都の街は衰退と評されるほどその力を失っていた。 だが、そのような状況でも京都の人々はめげずに街の復興に力を注いだ。 新たな京都を模索しつつ、それまでの伝統の継承も忘れない。 そんななか、市民の熱意と町おこしが実を結び、平安遷都1100年を記念して平安神宮は創建された。

 祭神は桓武かんむ天皇。 平安遷都を行なった第50代天皇だ。 社殿は、平安京の正庁(正面の大広間。表座敷)だった朝堂院ちょうどういんを8分の5サイズで再現したもの。 大極殿だいごくでんなども創建当時に再現されている。

 1940年になると、皇紀2600年を記念して、第121代孝明天皇を祭神に迎え、併せてまつられることとなった。 平安遷都の天皇と平安京最後の天皇の2柱をまつる、京都の市民はもちろん、国民に広く崇敬される神社となったのだ。

出所:『日本の神社100選』から抜粋

更新日:2020/05/05